屋根の種類とかたち のつづき
屋根の材質について種類と特徴について。
化粧スレート
天然スレート
ガルバリウム鋼板
トタン
銅板
粘土瓦
セメントコンクリート瓦
アスファルトシングル
8種類のこちらの屋根材を大きく分けた
スレート
ガルバリウム鋼板
瓦
アスファルトシングル
この4種類の特徴についてみてみましょう。
スレート〈セメントや繊維素材を薄く板状に伸ばした屋根材〉
材料により化粧スレートと天然スレートに分かれ、近年一般的な住宅では瓦屋根に変わり
スレート屋根が多くなっている傾向にあります。
メリット
・価格が安い
・軽量
・デザイン豊富
スレート屋根最大のメリットは、価格の安さ。
他の屋根材に比べ費用を大きく抑えられ、軽量かつデザイン豊富なことからも
日本の住宅では金属屋根に次いで採用されている屋根材です。
デメリット
・破損しやすい
・見た目が安っぽい
スレートは、割れやすく汚れやすいため、塗り替えや張り替えなどメンテナンスが必要となることも。
デザイン豊富で色もさまざま、使いやすい半面で安っぽい印象を与えることもあり
建てたいお家の雰囲気にあわせて選んでみると良いですね。
ガルバリウム鋼板〈アルミニウムや亜鉛・シリコンの合金メッキ、トタン屋根同様の金属系の屋根材〉
メリット
・サビに強い
・耐火性に優れる
・軽量
トタンや銅板の金属屋根の弱点「サビやすい」デメリットを解消したのが、ガルバリウム鋼板です。
そして火に強く、軽くて丈夫という特徴も。
コストパフォーマンスに優れており、シェア率6割を誇る金属屋根の中で最も人気のある屋根材です。
デメリット
・価格が高い
価格の他に室内に音や熱が伝わりやすいというデメリットもありますが、基本的には断熱材や遮音材がセットになっている製品が多いので、ガルバリウム鋼板をお考えの方は工務店等に事前に確認しましょう。
瓦屋根〈日本家屋といえば瓦。粘土を焼き固め出来ている〉
メリット
・塗装不要※
・優れた断熱性
・耐用年数が長い
瓦最大のメリットは、長い耐用年数と優れた断熱性。
基本的に破損しない限りは使い続けられるので、定期的な屋根材の交換は不要ですが、瓦のズレや漆喰が劣化している場合は、メンテナンスが必要になります。
日本瓦や洋瓦など表面に塗装をしていないため、塗り直し不要。
※セメント瓦など表面に塗装処理している瓦は、定期的なメンテナンスが必要なので注意しましょう。
デメリット
・価格が高い
・重い
・自然災害に注意
メリットを見るととても魅力的な瓦屋根。
しかし価格が高く、近年は瓦を利用する住宅が減少しているため
取り扱える業者が少ないというデメリットもあります。
瓦は他の素材に比べ重いため、瓦の重さに耐えられるだけの設計でなければなりません。
例えば、すでにスレート瓦などを利用している場合、瓦に張り替えたいと思っていても
設計上対応できない場合が多いでしょう。
また台風などの突風で瓦が飛んだ、地震で瓦が落下などのニュースを
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
近隣住宅や車、通行人に被害が及ぶ可能性があるので、自然災害への対策が求められます。
アスファルトシングル〈ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ表面に石を吹き付けたシート状の屋根材〉
メリット
・軽量
・耐震性が高い
・錆びない
・割れない
・ デザイン性が高い
屋根のデザイン性を高めたい方に適しています。
石を吹き付けているものを利用すると、高級感を演出できるなどデザイン性の高さも◎
デメリット
・風で飛びやすい
・カビやコケが生えやすい
軽量なシート状素材で、剥がれ・めくれが起こりやすく風で飛びやすい。
水はけが悪いためカビやコケが生えやすく、定期的なメンテナンスを必要とします。
近年普及しだした素材で、施工に高い技術も必要とします。
そのため、まだ取り扱える業者が少ないのもデメリットの一つと言えるでしょう。
いかがでしたか?
屋根の形、屋根の素材によってさまざまな特徴がありました。
今から建てる方はもちろん、お住まいのお家がどんな屋根材なのか、どんな形なのか?
剥がれてないか、メンテナンス箇所がないか、一度確認する良いきっかけになれば幸いです。
外壁から内装リフォーム太陽光パネル、蓄電池設置をお考えの方
ご相談から施工まで、エス・プランナーにお任せください!